【物　流】ＮＥＣ　次世代型の自動搬送ロボット活用のソリューションを開発

ＮＥＣは物流現場での入出荷作業の生産性を向上させる次世代型の自動搬送ロボット（以下　ＡＧＶ）を活用したソリューションを開発した。２０２２年３月までの商用化を目指し、今後は物流会社などと実証実験を行っていく。

このソリューションは倉庫に設置したカメラの映像やセンサー情報を集約し、複数ロボットの一括制御を実現するとともに、ネットワークの遅延がある場合でも遅延の変動を予測し、その結果に基づきＮＥＣの「適応遠隔制御技術」を用いて制御精度を向上させることができる。

また従来のＡＧＶと異なり同ソリューションで活用する次世代型ＡＧＶ「協調搬送ロボット」は、自在輪が付いている多様な形のユニットロード（カゴ車、平台車等の荷物搬送機器）を、人のサポート無しに２台のロボットで挟み込む形で保持し、搬送指示画面からあらかじめ設定した留置位置まで、自動搬送を可能にする。 

 同ソリューションでは倉庫内の状況をリアルタイムで全体を通して把握することで、常にレイアウトが変化する現場での搬送や、人との協調作業の実現を目指す。今後は道迷い回避や障害物回避などインテリジェンス機能も搭載を予定している。

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