【物 流】JR貨物2021年11月輸送動向

JR貨物は2021年11月度の輸送動向を発表した。同月はコンテナ全体で1,665千トン(前年実績1,686千トン)、前年比98.8%。 車扱全体では、687千トン(前年実績716千トン)、前年比96.0%となった。

扱別に見ると、コンテナでは自動車部品が、半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染症まん延の影響で部品調達が困難となり、自動車各社が生産調整を行った結果、53千トン(前年実績74千トン)、前年比71.1%となった。

また、建設発生土の輸送が7月半ばで終了したため、エコ関連物資が41千トン(前年実績59千トン)、前年比69.8%と前年を下回った。さらに、北海道地区の夏季干ばつによる作柄不良の影響で玉ねぎや馬鈴薯を中心に低調に推移したため、農産品・青果物が172千トン(前年実績180千トン)、前年比95.1%となった結果、コンテナ全体で前年比98.8%となった。 

車扱では、原油相場の騰勢に伴う価格上昇の影響で需要が低迷し、その中でも灯油は気温が高く推移したため特に低調となった結果、472千トン(前年実績494千トン)、前年比95.5%となった。車扱全体では前年比96.0%となった。 コンテナ・車扱の合計は2,353千トン(前年実績2,402千トン)、前年比98.0%となった。


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