【流 通】エフピコ 肉や魚のドリップ漏れを防ぐ独自技術を搭載した容器を発売

エフピコは、精肉や鮮魚から出るドリップ(赤い汁)をキャッチする独自技術「ドリップポケット」を搭載した新容器「FLB DPシリーズ」、「APFC DPシリーズ」と「AP-TS DPシリーズ」を発売した。

買い物時の「マイバッグが汁で汚れる」といった消費者の日常的なストレスを軽減するとともに、スーパーマーケットの現場における「吸水紙を敷く手間」や「汁漏れによるパックのやり直し(リパック)作業」を削減し、小売業界が抱える人手不足などの課題解決に貢献する。

近年、スーパーマーケット業界では、人手不足や原料高騰への対策として、生鮮食品の加工・パック詰めを各店舗ではなく、一括して「プロセスセンター(PC)」で行う集中生産化が進んでいる。しかし、PCから店舗へ輸送する間の衝撃や時間の経過によってドリップが漏れやすくなり、結果として店舗側で新しいトレーに詰め替える「リパック作業」が増加し、現場の大きな負担となっていた。またドリップを吸い取るためにパックの底に敷く「吸水紙」は、1枚1枚手作業で敷かれており、膨大な手間と時間がかかっている。

一方で消費者からも「持ち帰る途中でドリップが漏れてマイバッグが汚れる」といった不満の声があった。こうした流通現場の「作業負担」と、消費者の「不快感」という双方の課題を同時に解決するため、吸水紙に頼らなくてもドリップを保持できる新しい容器の開発に至った。

新容器は、底⾯に施されたハニカム形状(六⾓形の細かな⽳)のひとつひとつが「表⾯張⼒」を発⽣させ、ドリップを確実に保持する。容器を傾けたり、裏返して振ったりしてもドリップが移動しにくいため、持ち帰り時の汁漏れリスクを⼤幅に軽減する。

また吸⽔紙を敷く作業が不要になることで、作業時間を⼤幅に削減する。例えば、1⽇2万パックを製造するプロセスセンターの場合、吸⽔紙代と⼈件費を合わせて年間約1,405万円、約2,000時間のコストおよび時間削減効果が⾒込める。また、店舗のバックヤードでも、ドリップ漏れによるパックのやり直し(リパック)作業が削減される。

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