【物 流】日鉄興和不動産 都心型物流・R&D・工場複合産業施設を川崎市に着工

日鉄興和不動産は、賃貸物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)」と賃貸R&D施設・賃貸工場「01‐LabFactory(ゼロワンラボファクトリー)」の一体型産業施設『(仮称)LOGIFRONT 01‐LabFactory川崎高津』を2026年7月1日に着工した。

同社がこれまで取り組んできた物流施設開発の知見を活かしながら、物流ニーズだけでなく研究開発機能の高度化・都市近接化や既存工場の老朽化を背景としたR&D・工場ニーズにも応えるべく、2028年春の完成に向けて開発を進める。この開発を通じて、産業インフラの高度化と地域連携を図り、持続可能なまちづくりを推進する。

EC市場の拡大や都心部への人口流入の継続により消費地近接型の物流拠点に対するニーズが一層高まる一方で、都心近接エリアでは大規模かつ高機能な物流・産業施設の開発余地が限られており、 希少性が年々高まっている。

同施設は、神奈川県川崎市の内陸部である高津区に位置し、第三京浜道路「京浜川崎」ICまで約1.9km、東名高速「東京」ICまで約4.0kmと、首都圏から地方の物流拠点への配送まで幅広くカバーできる。特に、東京23区で最多の人口を擁する世田谷区まで約3kmと、都心部への効率的な配送に優れている。

同施設が位置する川崎市高津区・下野毛地区周辺は、中小製造業を中心としたものづくり企業の集積地であり、長年にわたり首都圏の産業基盤を支えてきたエリアだ。近年では既存工場の老朽化や、研究開発機能の高度化・都市近接化といったニーズの高まりを背景に、これらに対応可能な施設の供給が求められる。

また複数の鉄道路線およびバス路線により「溝の口」駅や「武蔵小杉」駅を通じて都心と接続しており、都心部にある本社拠点との円滑な往来が可能だ。また、住宅が集積する武蔵小杉や溝の口・二子玉川にも近接しており、人材確保の面でも優位性を有している。

施設の1~4階は大規模物流施設「LOGIFRONT」、6~7階はR&D・工場施設「01-LabFactory」を配置する。建物内において、研究・開発から製造、保管・配送までを一体的に完結できる環境を整備し、 従来分断されがちであった産業プロセスの統合と円滑化を実現する。

大規模地震や豪雨などの災害を想定し、敷地内の広場や建物内のラウンジ・デッキテラスを地域の一時避難場所として開放する。非常用発電機の設置により、非常時にはラウンジやデッキテラスに電力を供給する。災害備蓄倉庫には、避難生活に不可欠な飲料や生活用品を備える予定にしている。


製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です