【物 流】東京建物 福岡県で危険物倉庫併設倉庫と冷凍冷蔵倉庫を開発

東京建物は、福岡県内でドライ倉庫に危険物倉庫を併設した「(仮称)北九州新門司物流施設PJ」(北九州市門司区)と冷凍冷蔵倉庫「T-LOGI福岡久山」(糟屋郡久山町)を開発する。いずれも同社にとって九州で初となる危険物倉庫と冷凍冷蔵倉庫の開発案件となる。

北九州新門司物流施設PJは、九州自動車道「新門司」ICから約3.5km、「門司」ICから約6.1kmに位置し、九州圏の一大消費地の一つである小倉駅周辺まで約30分(約14km)で配送することができる。

また国内第4位で、九州最多の海上出入貨物量を誇る北九州港内、新門司フェリーターミナルに隣接し、港湾機能を生かした輸送対応や貨物の保管ニーズへも対応するほか、北九州空港へのアクセスも良好で、陸・海・空の三位一体の物流ネットワークを活用できる。

北九州市が本州と九州の結節点に位置することから九州全域への広域配送拠点および本州と九州全域をつなぐ配送拠点としての運用が可能であり、配送時間の短縮によって2024年問題に伴う長距離ドライバー不足の解消も期待される。

さらにトラックごと輸送可能なRORO船やフェリーでの長距離輸送ニーズが高まっていることを踏まえ、港へのアクセス性を生かしたモーダルシフトの促進にも寄与する。

北九州新門司物流施設PJは、ドライ倉庫1棟に危険物倉庫5棟を併設するマルチテナント型物流施設で、適地が限られるため供給が限定的である危険物倉庫では、近年高まるECやメーカーを中心としたアルコール類やリチウムイオンバッテリーに代表される危険物品の保管需要に対応する。

ドライ倉庫は使い勝手の良い平屋仕様とし、危険物倉庫については、用途地域が工業専用地域であるという特性を生かした指定数量の200倍超の貯蔵が可能な仕様を計画する。危険物品と一般品の一体運営が可能なため、管理・輸送コストの削減やオペレーションの効率化も実現する。

T-LOGI福岡久山は、延床面積7850平方メートルの3層ボックス型冷凍冷蔵物流施設。九州道・福岡ICから6キロに位置し、福岡市中心部まで35分で配送できる。福岡市内への都市配送と九州広域配送の双方に対応する拠点としての利用を想定する。

東京建物は全国で40件以上の物流施設開発プロジェクトに参画しており、近年は太陽光発電の導入など環境配慮型施設の開発も進めている。新門司施設では屋上の太陽光発電による自家消費を行い、建築物省エネ性能表示制度(BELS)の最高ランク「ZEB」認証の取得を予定している。九州では物流施設の新規供給が続いており、モーダルシフトや食品物流需要の拡大を背景に、港湾近接型や温度帯物流施設の今後も九州エリアでの積極的な事業展開を通じて、地域の魅力向上に取り組む。


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