【物 流】鈴与 東扇島第一物流センターで3次元ピッキング自動化
鈴与は3次元高速ピッキングシステムSkypodを鈴与東扇島第一物流センターに導入し、2026年1月15日に稼働した。システムの導入・支援はIHI物流産業システムが担った。
SkypodはフランスのExotec社が開発した倉庫自動化ソリューションで、ロボット自らがラックを昇降し、対象アイテムを作業者の手元まで搬送する「Goods to Person」方式を採用した。鈴与は、庫内の自動化や省人化を推進し、物流センターにおける出荷能力向上と作業コスト削減、ピッキングミス防止など安定した作業品質の実現を目指す。
国内では労働人口の減少が長期的に続いており、物流業界でも慢性的な人手不足が深刻化している。特に「2024年問題」によるドライバーの時間外労働規制強化の影響は、物流センターにも及んでいる。限られた時間内で入出荷作業を行う必要性が高まり、作業負荷の増大や業務の平準化が難しくなるなど、現場運営にもさまざまな工夫や対応が求められる状況となっている。
さらに、EC市場の拡大に伴い取扱荷量は増加する一方で、確保できる作業人員には限りがあり、安定したサービス品質を維持するための運営体制への転換が必要となっている。
こうした背景のもと、鈴与では物流センター事業の持続可能な運営と競争力強化を図るため、東扇島第一物流センターにSkypod の導入を決定した。Skypodによる自動ピッキングは、人手では到達できないスピードと安定した品質を実現し、継続的で安定的なサービス提供を可能にする。東扇島第一物流センターでは、9262棚に対しロボット53台、ピッキングステーション4台を配備。エグゾテックによる24時間365日の遠隔監視と、IHI物流産業システムの現地サポートを組み合わせ、トラブル時の即応体制も整えた。
鈴与は、今後も社会の動きや物流を取り巻く環境の変化を見据えながら、機械化・自動化を積極的に推進し、最適な物流サービスの提供を通じて社会インフラとしての物流を支え、荷主と社会に寄与する。
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