【知 識】「唐津ネイチャーファイナンス研究会」設立 多様な企業・団体が参画

佐賀県唐津市とみずほフィナンシャルグループは、自然資本の増進を図る新たな金融メカニズムである「ネイチャークレジット」の社会実装にむけ、共同で「唐津ネイチャーファイナンス研究会」を立ち上げた。

この研究会は、自然資本の増進と地域経済の成長を両立させる新たな金融メカニズムの構築を目指すもので、富士通、BLUABLE、日本生命保険、東北大学COI-NEXTネイチャーポジティブ発展社会実現拠点、シーベジタブル、シンク・ネイチャーをはじめとする多様な企業・団体が参画する。唐津市が有する豊かな自然を実証フィールドとし、「ネイチャークレジット」の社会実装に向けた具体的な方策を探求していく。

2022年、COP15(第15回生物多様性条約締約国会議)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では、2030年までの目標の一つであるターゲット19において生物多様性クレジットを生物多様性の保全・回復のための資金調達手段の一つとして位置づけている。

各国政府が生物多様性クレジット制度の開発を進めており、イギリスの「生物多様性ネットゲイン(BNG ※1)」、フランスの「補償・修復・再生のための自然サイト(SNCRR ※2)」が2024年から、オーストラリアの「Nature Repair Market」が2025年から本格的に制度運用を開始している。

国内においても、環境省が2025年9月から将来的な生物多様性クレジットの導入を見据えた調査・検討を実施しており「ネイチャークレジット」が注目されています

唐津ネイチャーファイナンス研究会は、こうした国内外の潮流を捉え、以下のテーマを探求することで、日本におけるネイチャーポジティブ実現のモデルケースを構築することを目指す。


※1 BNG

Biodiversity Net Gain

※2 SNCRR

Sites naturels de compensation, restauration et renaturation


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