【流 通】日本とアジアを繋ぐ海底通信ケーブルを運営する新事業会社を設立
NTTリミテッド・ジャパン(NTTLJ)、住友商事、JA三井リースの3社は、日本とマレーシア、シンガポールを繋ぐ大規模海底通信ケーブル"I-AM Cable"を建設・運営するIntra-Asia Marine Networksを設立する。総事業費は1,500億円規模を見込んでおり、アジアのデジタルインフラを支える基幹プロジェクトとして推進する。この海底ケーブルは、アジアのデジタルインフラを支える新たな通信エコシステムを形成する。
海底ケーブルは、近年急速に広がるグローバルのデジタル経済圏を支える基幹インフラとしてその重要性は世界的に高まっており、国際データ通信の約99%を担っている。特にアジア各国と米国の中間に位置する日本は、アジア太平洋地域のデータハブとして重要な役割を担っている。I-AM NWは、アジア各国・地域のデジタル経済の発展を支える基盤となる日本、マレーシア、シンガポールを繋ぎ、韓国、フィリピン、台湾などへの接続を可能とする海底ケーブルの建設を開始する。
新アジアケーブルI-AM Cableは、データハブとしての日本の役割を補強することを考え、千葉県、三重県に福岡県を加えた3県に陸揚げする。日本の陸揚局3拠点からマレーシア、シンガポールへの通信ルートを確保することで、日本近海での自然災害に対して高い対障害性を維持するとともに、波長選択スイッチ(WSS)機能(※1)を用いて各ルートの通信波長帯域を遠隔から変更することで、顧客企業のビジネスニーズや通信トラフィックの需要の変化に柔軟に対応することができる。
ケーブルは最新のSDM技術(※2)を採用し、1本あたり最大16ファイバーペア(32芯)を収容可能とします。総設計容量は約320テラビット毎秒(Tbps)を想定しており、国内外の大手テック企業や通信事業者に対し、高品質で高信頼な通信サービスを提供しする。
※1 波長選択スイッチ機能
WSS:Wavelength Selective Switch
一本の光ファイバの中を伝送している光波長多重信号のうち、任意の一部また全ての波長の経路を変更すること及び信号光パワーレベルを調整する機能
※2 SDM技術
SDM:Space Division Multiplexing
光波長多重信号の伝送路である光ファイバを一本の海底ケーブルに複数(現時点では最大48芯)収容することで、ケーブル当たりの伝送容量を増大すること
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