【物 流】三菱食品と亀田製菓 群馬県で菓子共同物流センターを稼働

三菱食品子会社のベスト・ロジスティクス・パートナーズ(以下「BLP」)は、亀田製菓の子会社である新潟輸送と、群馬県邑楽郡板倉町に菓子共同物流センターを稼働した。同センターはBLPが契約する約1,800坪分の倉庫内に、三菱食品の卸売事業における菓子物流センターである群馬菓子DCと、新潟輸送の菓子共同配送事業の北関東共配センターを併設し、2025年10月より稼働した。

両社は拠点統合により、メーカーから卸までの配送車両を年間300台削減し、CO2排出量を

14トン減らす効果を見込む。庫内運営も新潟輸送に一本化し、作業人員や設備の共有化によって初期費用・運用コストの圧縮を図る。さらに配送ルートと車両の一元管理で稼働率の向上を目指す。また同センターでは小売向け小分け出荷システムを導入し、バラ商品のピッキング効率が向上した。

菓子物流はバラ積み・バラ降ろしの物流形態が多く、入荷待機問題などの懸念に繋がっていることから、メーカー、卸間の物流垂直統合を実現したパレット物流を推進する。

今後もBLPと新潟輸送は同センターを活用し、菓子物流のさらなる効率化と物流事業の拡大に向けて取り組みを強化する。


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