【流 通】DNPとエフサステクノロジーズ 高精度な生成AIソリューションを提供

大日本印刷(以下 DNP)とエフサステクノロジーズは、官公庁・金融機関・製造業など高いセキュリティ要件を持つ分野に向け、自社内に設置したサーバー環境(オンプレミス環境)で生成AIを安全に活用できるソリューションを共同で提供する。DNPが独自開発した「DNPドキュメント構造化AIサービス(AI-Ready Data)」の機能を、エフサステクノロジーズのオンプレミス生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」に搭載した。

DNPは「P&I」(印刷と情報:Printing & Information)で培った強みを活かして、PDFやWordなどのドキュメントを生成AIが参照しやすいデータ形式に整形するDNP独自の技術「ドキュメント構造化AI」を2023年12月に開発した。エフサステクノロジーズはハードウェアソリューションに強みを持ち、オンプレミス環境で利用可能な生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」を2024年9月に提供開始した。

官公庁・金融機関・製造業などでは現在、クラウド環境に機密データを置けないといった制約から、生成AIの導入を進めにくいケースがある。一方で業務マニュアル・技術文書など""非構造化情報""の活用は、業務効率化・ナレッジ継承の観点から急務となっている。こうした課題に対して今回、両社の技術を組み合わせることで、セキュアな環境で生成AIの活用を可能にし、企業や自治体の安全なデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。


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