【アジア】商船三井 インド国営海運会社と曳船事業の協業に向けMOU締結

商船三井は、インド国営海運会社Shipping Corporation Of India(以下 SCI)と、インド国内における曳船事業の協業に向けた覚書(MOU)を締結した。

インドにおける着実な経済成長は、今後10年間でコンテナ貨物は年間6〜8%、エネルギー貨物は年間3〜5%の取扱量の増加が見込まれており、同国の主要港における船舶の寄港数が確実に増加することが予想される。船の安全な入出港や離着桟を支援するためには、曳船サービスは不可欠であり、また安定供給は一層不可欠なものとなる。インドでは、同国政府が推進するGreen Tug Transition Programに基づき、2040年までに主要港で稼働する全ての曳船を環境配慮型の「グリーンタグ」へ段階的に移行する計画が進行中であり、曳船事業は大きな転換期を迎えている。

商船三井はこれまで日本、香港、ベトナムにて曳船事業を展開し、主にこれらの地域における船舶の安全な入出港や離着桟の支援のため曳船サービスを提供してきた。今後はSCIが持つインド国内のネットワークと、商船三井がこれまで培ってきた安全運航や代替燃料船に関する知見・技術を活かし、商船三井の重点地域であるインドにおける曳船事業の拡大および港湾のGHG排出削減を目指す。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です