【物 流】ネクストリンクの睡眠モニタリングデバイスがバス事業者で導入拡大
ネクストリンクが提供する睡眠モニタリングデバイス「Wellnee Sleep」は、全国のバス事業者における導入企業が80社に到達し、稼働台数が150台(2025年9月末時点)を突破したと発表した。運転士の睡眠状態を手軽に可視化できる革新的なデバイスとして、過労運転防止や健康経営の推進を目的に、全国のバス会社で導入が急速に進んでいる。
近年、バス業界ではドライバー不足や長時間労働が社会的課題となっており、安全運行と労働環境改善の両立が求められている。
「Wellnee Sleep」は、寝る直前に服の上からゴム製の専用ベルトを巻き、本体を装着するだけで自動計測が開始されるという手軽さが特徴である。起床後に外すと測定が自動的に終了し、ベルト型センサーと内蔵加速度計により呼吸や体動を高精度にモニタリングする。測定結果は、A〜Eの5段階で評価し、自動コメント付きレポートとして出力される。これにより、運転士自身の健康意識の向上に加え、運行管理者が客観的なデータに基づいた勤務調整やリスク管理を行うことが可能となる。
「Wellnee Sleep」は、国土交通省が定める「過労運転防止に資する機器」として認定されており、導入費用の2分の1(上限80万円/事業者)が助成される制度を活用できる。
ネクストリンクは、バス業界での導入実績をもとに、トラック・タクシー・物流業界など、運輸業全体の安全と健康を支援する取り組みを進めている。今後も「Wellnee Sleep」を通じて、ドライバーが安心して働ける環境づくりに寄与する。
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