【物 流】ロボットバンク 自律走行搬送ロボットに牽引機能を実装

ロボットバンクは、主力製品である自律走行搬送ロボット(AMR)シリーズに、新たに「牽引(けんいん)機能」を追加開発中で、2026年1月の提供開始を目標に開発を進めている。

労働人口の減少が深刻化する中、物流倉庫や製造工場における搬送工程の自動化は課題となっている。同社はこれまで、棚やパレットの下に潜り込み、持ち上げて搬送するタイプのAMRを提供し、多くの現場の省人化に寄与してきた。その中で、顧客から「今使っているカゴ台車を、買い替えずにそのまま自動で動かしたい」「より重い荷物を一度に、効率的に運びたい」「台車を押したり引いたりする単純作業から、作業員を解放したい」といった要望を数多く寄せられていた。

ロボットバンクはこうした現場の切実な声に応えするため、既存のAMRが持つ高度な自律走行技術をベースに、新たにカゴ台車やカート類を牽引して搬送する機能の開発に着手した。開発中の「牽引機能」は、 既存資産の有効活用 ・重量物搬送の省人化 ・柔軟性の提供を目指す。

現在、2026年1月のサービス提供開始に向け、鋭意開発を進めている。製品の正式名称、詳細な仕様、価格、具体的な導入事例などは、準備が整い次第、改めて発表する。


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