【アジア】三菱鉛筆 インドで合弁会社が事業開始
三菱鉛筆はインドのLINCとの共同出資による合弁会社UNI LINC INDIAが事業を開始した。
UNI LINC INDIAは三菱鉛筆の製品開発力や高い品質を持つブランド力と、LINCの現地での豊富な知識、流通ネットワーク、ブランド力とを融合させる。日本の技術と品質を、インドを中心としたユーザーが入手しやすく魅力的な製品にして提供し、インド市場における新しい筆記具のスタンダードを提案していくことを目指す。
合弁会社は2025年9月に、インド市場のニーズに合わせたボールペンの生産を開始した。まずは三菱鉛筆の高い品質を保ちつつ、インド市場のボリュームゾーンに適した価格帯での製品開発に注力する。今後、製品ポートフォリオを段階的に拡大し、より付加価値の高い筆記具への展開を行うことで、ユーザーの選択肢を広げ、現地でのポジションを強化していく予定にしている。
UNI LINC INDIAは、三菱鉛筆製品をより多くインド市場に展開していくための重要な役割を担う。さらに将来的にはASEAN市場への展開強化も視野に入れ、調達等を含めたグローバルサプライチェーンにおける拠点の一つとしても位置付けている。
筆記具業界は、デジタル化や環境意識の高まりなど、大きな変化の時期を迎えている。こうした状況下でUNI LINC INDIAは、インド国内外で筆記具の価値を再定義しながら、""書く・描く""を通じてあらゆる人々がユニークを表現する機会を支える「世界一の表現革新カンパニー」になることを目指す三菱鉛筆の活動の一つとして、シェア拡大とブランド浸透に向けたグローバル展開を加速させる。
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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