【環 境】有害物質が付着した金属廃棄物の無害化・再資源化の取り組み開始
共英製鋼と鹿島建設は、建物等の解体に伴って発生する、鉛含有塗料や石綿などの有害物質が付着した金属廃棄物を、無害化・再資源化し、サーキュラーエコノミーを実現する取り組みを広域的に展開する
鉛含有塗料は錆び止めや硬化剤として、1960年より橋梁、鉄塔や水門など、社会インフラを中心とした多くの建造物に使用されてきた。また石綿(アスベスト)も耐熱性や絶縁性、耐薬品性などの特性から建材や断熱材などに幅広く使用されてきた。しかし1990年代以降、鉛や石綿による健康被害や環境への悪影響が確認されたことから、現在は使用が制限・禁止されている。
現在、これらの建材を使用した多くの建造物が建て替え等の時期を迎えており、有害物質が付着した金属類を技能者の安全衛生や工事現場の周辺環境に配慮したうえで解体し、回収した資源も有効利用することが社会から特に求められている。
共英製鋼は金属類に付着した有害物質の適正処理と、鉄スクラップの再資源化に実績を有している。一方、鹿島は2024年度に策定した「鹿島環境ビジョン 2050plus」にて2050年度までのサーキュラーエコノミー100%実現を掲げている。今回、両社が協力して有害物質が付着した金属廃棄物を無害化・再資源化する取り組みを広く展開していくこととなった。
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