【物 流】キリングループロジスティクス 構内滞在1時間以内を目指すプロジェクトを展開
キリングループロジスティクスは、トラック予約受付サービスHacobuの「MOVO Berth」の導入事例を公開した。構内滞在時間の短縮を通じてドライバーの拘束時間を削減し、持続可能な物流の実現を目指す『構内滞在1時間以内』プロジェクトを実施している。
同社は、キリンビールやキリンビバレッジ、メルシャンなどのキリングループ各社の物流業務を担っている。キリン製品を全国に配送して、キリングループのバリューチェーンにおいて重要な役割を果たしている。
同社は物流改革の目標として「構内滞在1時間以内」を掲げている。ここでいう「構内滞在」とは、トラックが物流拠点の構内に入ってから退出するまでの時間を指す。協力会社である運送事業者から選ばれる荷主であり続けるためには、この滞在時間を短縮してトラックの回転率を高め、ドライバーの拘束時間を減らすことが欠かせない。
今回HacobuのMOVO Berthを導入した10拠点では、これまで紙伝票への手書き記録や、無線・電話での車両誘導などアナログな手法に頼っていたことで、「構内滞在時間」や「作業時間」の正確な把握が難しく、現場の業務負荷も大きな課題であった。
2024年春よりMOVO Berthを導入したことで、ある拠点ではデータ入力作業時間が1日あたり120分から4分へと97%削減し、構内誘導時間も200分から50分へと75%削減するなど、大幅な効率化を実現した。さらに、滞在時間や作業時間の正確なデータ取得ができるようになった。
これにより拠点ごとにKPIを設定し、独自の改善活動が行えるようになったが、「構内滞在1時間以内」という高い目標を達成するには、より高度なデータ分析と、拠点を横断した全社的な改善活動が必要とされる。そのため2025年2月より、MOVO Berthのデータ分析機能「拠点横断アナリティクス」の活用している。「拠点横断アナリティクス」とは、荷待ち時間・荷役時間などの複数拠点のデータを統一された指標で分析し、各拠点の課題や改善ポイントを可視化できる。
導入により、拠点ごとの作業実態をデータで把握できるようになって、拠点能力の可視化・比較・改善が可能になった。また拠点横断アナリティクスを活用し、拠点間を統一KPIで比較できるようになって、各拠点では対応が難しい課題を、本社が把握・改善できる体制を整備した。その結果、「1バース当たりの作業能力」や「構内滞留台数」といったKPIを設定。拠点のスループット最大化に向けた改善検討が可能になった。
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