【物 流】日本GLP 大阪府八尾市に「GLP八尾Ⅲ」開発に着手

日本GLPは大阪府八尾市に、延床面積約13,200m2の先進的物流施設「GLP 八尾Ⅲ」を開発する。「GLP八尾Ⅲ」は2026年7月に着工し、2027年11月の竣工を予定している。

「GLP八尾Ⅲ」は、近畿自動車道「八尾IC」、阪神高速13号東大阪線および近畿自動車道「東大阪JCT」といった幹線道路に近接しており、関西圏内はもちろん日本全国へのスピーディーな広域配送が可能な、東西の物流網を結ぶ戦略的要衝に立地する。高速道路を利用した場合の配送人口は約1,600万人と、大阪圏でトップクラスを誇る。これにより入居企業の効率的かつ広範囲な物流オペレーションを実現し、サプライチェーンの最適化に貢献する。さらに、大阪市中心部や大阪港へも約20分程度でアクセス可能で、都心配送から国際物流まで多様なニーズに柔軟に対応できる。

通勤面においても、JR関西線「久宝寺駅」から約0.6km(徒歩約8分)とアクセスしやすく、周辺には住宅地が広がり、5km圏の労働人口は約47万人と入居企業の安定的な雇用確保が期待できる。周辺地域には日雑品や自動車部品関連の工場、3PLを含む物流企業が集積しており、先進的物流施設へのニーズは今後さらに高まると見込まれている。

「GLP 八尾Ⅲ」は、地上4階建てのボックス型施設で、シングルテナント利用を想定し開発する。一社専用施設となるため、高いセキュリティ性を実現し、庫内は有効天井高5.5m、床荷重1.5t/m2とし、重量物の取り扱いにも対応する。荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置し、入居企業の効率的な物流オペレーションをサポートする。

日本GLPは大阪府内で25棟の物流施設を開発・運営しており、八尾市内では既に「GLP八尾Ⅰ」と「GLP八尾Ⅱ」が稼働している。八尾市を含む大阪府南部エリアは、近畿自動車道などの高速道路へのアクセスが良好で、交通の利便性が高い。さらに住宅開発の進展により、将来的な人口増加が見込まれており、物流拠点としての重要性が今後さらに高まることが予想されている。同社は、この成長著しいエリアで積極的に事業を推進し、新たな事業機会を創出していく。


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