【知 識】パナソニック ホームズと宝塚市 付加価値創出型ニュータウン再生事業開始

パナソニック ホームズと兵庫県宝塚市は2025年8月1日から、宝塚市にある『中山台ニュータウン』で、公民連携の付加価値創出型ニュータウン再生事業を開始する。

中山台ニュータウンは1970年(昭和45年)に開発された大型分譲団地(※)で、住民の高齢化や施設の老朽化、自治会や交通利便性の機能の低下をはじめとするさまざまな課題を抱えている。再生事業はパナソニック ホームズが主導し、宝塚市と連携して多世代の住民のニーズにきめ細かく応えながら、付加価値創出型のエリアマネジメントを主軸とした事業スキームを展開する。

再生事業の皮切りとして2025年6月30日、パナソニック ホームズは、クラレが所有する同ニュータウン内の全施設と用地(総面積31,265m2)を購入する売買契約を締結した。パナソニック ホームズは今後、住民のニーズを探りながら、施設のリニューアルを実施するとともに、テナント誘致や地域イベントの開催を通じて、幅広い世代が交流できるコミュニティ形成を図っていく。

さらに2026年3月末を目途に、パナソニック ホームズは、同再生事業の目的・趣旨に賛同する企業・団体で構成する「中山台エリアプラットフォーム(仮称)」を設立し、エリアの活性化に向けた検討を進めていく。その先、同プラットフォームは、エリアマネジメントの中核を担う「中山台エリアマネジメント組織(仮称)」(以下、AM)を設立予定にしている。AMはウェルネス・モビリティ・コンシェルジュ等7つの分野横断型のタウンサービス展開を行い、住民の生活利便性の向上を目指すとともに、持続的なエリアマネジメントを核としたまちの維持・発展を目指す。

※ 総面積:約220ha、人口:約12,000人(5,600世帯)


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