【環 境】Jパワー スペインの浮体式洋上風力発電の実証試験プロジェクトに参画
電源開発(以下 Jパワー)は、スペイン・ESTEYCOSA(以下 エステコ)が中心となってスペイングラン・カナリア島で進める浮体式洋上風力発電の実証試験プロジェクトWHEELへ参画した。
浮体式洋上風力発電は、風車を海底に固定するのではなく、洋上の浮体構造物に設置する発電方法である。これにより、水深の深い海域でも風車の設置が可能となり、より広い海域で風力発電を実施できることから国内外で導入拡大が期待されている。
この実証試験プロジェクトでは、エステコが保有する、バージ型とスパー型の利点を兼ね備えたWHEELという浮体式基礎技術を用いた浮体式洋上風力発電の実証機(6,170kW×1基)を建設し、実証試験を行う。
現在、様々な浮体式基礎の開発が行われているが、WHEELの基礎は大部分がコンクリート製であることから、鉄鋼製と比べ、低コスト化や製造時のCO2低減につながる可能性がある。また鉄鋼製と比べ製造が容易であることから、地域企業の活用が期待できる。
Jパワーは国内外の浮体式洋上風力発電事業の開発に向けて、実証試験プロジェクトを通じて、浮体式洋上風力発電における基礎製造・組立・設置・運転等に関する知見を獲得していく。
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