【アジア】出光興産 マレーシアで油ガス田探鉱開発事業に参入
出光興産は、マレーシア・サラワク州沖合に位置する2鉱区の権益を、韓国のSK earthonから取得し、当該鉱区に関する生産物分与契約(※)を、マレーシアの国営石油会社であるPETRONAS、サラワク州営石油・ガス会社PSEP、SK earthonとの4社間で締結した。出光興産が取得した当該鉱区の権益は40%で、生産物分与契約の締結により、当該鉱区における40%分の石油および天然ガスの探鉱・開発・生産権を有することになる。
出光興産は現在、ベトナムとノルウェーを主要拠点として油ガス田探鉱開発事業を手掛けている。マレーシア・サラワク州沖合では、過去複数の油ガス田が発見されており、今回の権益取得は新たな拠点構築の足掛かりになると期待している。当該鉱区では、2023年の地下探査データにおいて複数の有望構造が抽出されており、試掘井の掘削を通して開発移行に向けた検討を進めていく。
なお、今回の権益取得は、出光興産子会社の出光サラワク資源開発を通じて実施した。当該鉱区については、エネルギー・金属鉱物資源機構から、出光サラワク資源開発が負担する探鉱事業費の50%を上限に出資受け入れを予定している。
※ 生産物分与契約
油ガス田開発にて生産物を産油国と外国石油会社間で分配する契約
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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