【環 境】三井住友建設 サスティナブルな地盤改良材を掘削土処理に適用

三井住友建設は、産業副産物を活用した地盤改良材「サスティンGeo(R)」を、建築物の場所打ち杭の施工で発生する掘削土の改良に初めて適用した。その結果、水分を多く含み泥濘化しやすい掘削土の性状を改善するとともに、セメントと石灰を混合した固化材に比べて50%のCO2排出量削減を達成し、Scope3カテゴリ5の削減に寄与した。

地盤改良に一般的に使用されるセメント系固化材は、CO2排出量が多く、また土の種類によって六価クロムを溶出することがある。サスティンGeoはセメントを使用せずに、産業副産物を活用することで、これらの問題点を解決する環境負荷を低減した。サスティンGeoには、目的に応じて材料を最適に配合した100型と200型があり、今回は土の含水状態の改良に有効な200型を使用した。


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