【物 流】全ト協 トラック運送事業者向け「運輸ヘルスケアナビシステム」構築

全日本トラック協会は、定期健康診断の事後フォローによって健康起因の事故防止を目指すため、「運輸ヘルスケアナビシステム」を構築した。

昨今の高齢化等を背景に、トラックドライバーの体調不良や健康状態が原因となる事故が増加傾向である。全ト協では定期健康診断の事後措置の徹底を図る支援の一環として、2017年よりトラック運送事業者に特化した運輸ヘルスケアナビシステムを構築しており、健康起因事故につながりやすいハイリスク者の可視化とシステムに基づいて予防対策の推進を図るサポートを実施している。

運輸ヘルスケアシナビステムは、ハイリスク者をピックアップし、①ハイリスク者②「要医療」「要生活改善」③事故防止項目の3つ要素の見える化を行う。これにより健康情報と労務情報を合わせてみることができ、個々に合わせた健康・安全配慮が可能となる。

また受診勧奨と受診結果の把握のために受診勧奨の帳票を容易に印刷できるほか、「要医療」対象者への受診結果報告の回答書もセットで印刷される。そのほかシステム運用に関する定期サポートや従業員に対するフォローアップ事業も充実している。

運輸ヘルスケアナビシステムの導入を検討している事業者向けのWEB説明会を毎月2回開催しており、全ト協では積極的な利用を呼びかけている。


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