【アジア】SMBCグループと三井住友銀行 印・YES BANKの株式取得

三井住友フィナンシャルグループ(以下 SMBCグループ)と三井住友銀行は、インドの国営銀行State Bank of India(以下 SBI)および他金融機関と、インドにおける民間商業銀行であるYES BANKの普通株式持分20%を、関係当局からの許認可等を前提に取得することに合意し、株式取得に係る契約を締結した。出資後、YES BANKはSMBCグループおよび三井住友銀行における持分法適用会社となる。

SMBCグループは高い成長が見込まれるアジアの新興国において、リテール業務を含むフルラインの銀行サービスを展開することで「第2、第3のSMBCグループ」を創るというアジア・マルチフランチャイズ戦略に取り組んでいる。

戦略の注力国であるインドでは、2013年のニューデリー出張所開設後、ムンバイ支店、チェンナイ出張所、ギフトシティー支店と支店網を拡大しているほか、2021年にSMBCグループが出資、その後2024年に完全子会社化したノンバンクSMFG India Creditを中心に、中小企業・営業性個人、個人中間層向けにセグメント特性に合わせた金融サービスを提供してきた。またSMBCグループで2025年4月よりインド本部を新たに立ち上げ、同国へのコミットを強化、成長戦略を加速させるべく、体制を構築している。

今回の出資対象であるYES BANKは、インドにおける民間第6位の規模を誇る商業銀行であり、インド全土にわたり1,200を超える支店ネットワークを展開している。大企業からリテールセグメントにわたり幅広い金融サービスを提供しており、特にデジタル及びトランザクションバンキング領域を強みとし、近年高い成長を実現している。インドにおける大手商業銀行への出資により、SMBCグループのインド事業の成長をさらに加速させると共に、インドの金融業界全体のさらなる発展に貢献する。


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