【流 通】東京大学大学院新領域創成科学研究科 「スマートヘルス・スクール」を開設

東京大学大学院新領域創成科学研究科(研究科長 伊藤耕一)は、2025年5月8日に「スマートヘルス・スクール」(スクール長 久恒辰博)を開設した。

「スマートヘルス・スクール」は人生100年時代の社会課題に対し、最新のエイジングヘルス研究(※1)で得られた成果を、生成AIを含めたデジタル技術や最先端センシング技術と組み合わせることによって、新たなビジネスモデルを生み出し社会実装するための社会人教育プログラム(※2)で、スマートヘルス(※3)分野の担い手となる、若手・中堅・経営層の社会人を対象としている。

プログラムでは、第一線で活躍する講師陣による講義と討論、最先端技術の現地視察に加え、社会課題の発見やビジネスモデルの構築に関するグループワークを集中的に実施する。これにより、現状を俯瞰的に捉え、課題解決のアイデアを創出しブラッシュアップする思考力を養う。スマートヘルスの技術を社会実装につなげていく専門知識を習得し、少子高齢化社会において、デジタル技術やデータ活用による新たな事業計画を立案・遂行し、イノベーションを創出することができる人材の育成を目指す。


※1 エイジングヘルス研究

細胞の老化を制御する原理を理解し、健康寿命を延伸させる技術を開発・社会実装することで、高齢者の健康を支え、超高齢化社会における課題解決を目指す研究

※2 社会人教育プログラム

すでに学校教育を終えた社会人が学び直しや専門性の向上を目指せるよう、多様な教育の機会を提供することを目的として本研究科が設置するプログラム。社会との連携を深めながら、プログラムで得られた学びの成果を社会に還元し貢献できる人材の育成を推進する

※3 スマートヘルス

ウェアラブルデバイス等を通じて収集されたデータをもとにリアルタイムで健康状態をモニタリングし、エイジングヘルスを含め先進的な生命科学研究の成果と生成AIに代表されるデジタル技術を組み合わせることにより、「健康を見える化」して、持続的な健康管理を可能にする次世代型のパーソナライズされたヘルスケアの取り組み


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