【知 識】東京大学とSMBCグループ 社会的価値創造に向け協定締結

東京大学と三井住友フィナンシャルグループ(以下 グループを総称してSMBCグループ)は、東京大学の持つ多様なアセットを価値化する仕組みの構築とその価値の社会への還元、及びそれを通じた「日本の再成長」をリードし先鞭をつける動きへの取組を目的として、連携協定を締結した。

近年、環境問題や人権、貧困・格差等の社会課題が顕在化し、拡大、深刻化しており、文理の垣根を超えて大学の持つ多様な知を社会に開放、還元していくことが益々求められている。また、こうした社会課題の解決に向けた取組は企業経営にとっても大きなテーマとなっており、足許では、社会的価値の創造が企業にとっての競争の前提になってきている。

こうした中、東京大学は2021年に公表した基本方針「UTokyo Compass」のもと、研究・教育や社会協創による地球と人類社会の未来に貢献する価値創造に取り組んでいる。またSMBCグループは、現中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」において、社会的価値の創造を経営の柱の一つに据え、社会課題の解決に世の中の資金が向かう流れづくり等、社会課題の解決に取り組んでいる。

両者は協定に基づき、新たなグリーントランスフォーメーションなどのテーマについて、共同して取り組んでまいります。協定では民間企業が資金を拠出し、大学が知を提供するといった従来の産学連携ではなく、社会的価値創造に向けて、資金や人的リソースの拠出に互いがコミットし、ともに開かれた知の実現を目指す。森林GXプロジェクト(下記 3.)を中心にSMBCグループから3年間で30億円以上の資金拠出を行うとともに東京大学でも応分の拠出を行う予定にしている。


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