【物 流】サントリーロジスティクス 長津田配送センターに自動搬送ラック導入
サントリーロジスティクスは、自社拠点におけるトラックの滞留時間削減に向けた取り組みとし て、長津田配送センター(神奈川県)に自動搬送ラックを設置した。
2024年4月から適用された「働き方改革関連法」によるトラックドライバーの時間外労働の上限規制は、トラックドライバーの労働環境の改善が図られた一方で、それによって生じる物流2024年問題への対応は、ますます重要な課題となっている。
サントリーロジスティクスはこれまでも、円滑な荷役作業によるトラックの滞留時間およびトラックドライバーの拘束時間削減に努めてきた。今回、自社が運営する長津田配送センターに、豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーと共同設計した自動搬送ラックを2基設置し、2025年4月に本格稼働した。
長津田配送センターは出荷するサントリーグループの飲料製品のピッキング割合が高く、ピッキングした製品を載せたパレットを置く仮置き場の不足や、搬送に掛かる工数が課題となっていた。自動搬送ラックを設置することで、仮置き場の保管能力を約2倍に向上し搬送などのピッキング作業にかかる工数を約1割、トラックへの積み込みにかかる時間を約3割削減することで、トラックの滞留時間を年間約2,000時間削減する見込みである。 この取り組みは、国土交通省による「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」の認定および支援を受け、実証をおこなっている。
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