【流 通】積水化学工業 フィルム型ペロブスカイト太陽電池の学校体育館への設置実証
積水化学工業と積水ソーラーフィルム(以下 SSF)は、香川県協力の下、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を学校体育館の屋根に設置するための実証実験を開始した。
2050年の脱炭素社会実現に向けて、再生可能エネルギー(以下 再エネ)の導入拡大が求められており、太陽光発電はその主力電源とされているが、日本は平地面積が少なく従来のシリコン系太陽電池では適地が限られることが課題として挙げられている。一方、フィルム型ペロブスカイト太陽電池は軽量で柔軟という特長があり、従来設置が難しかった場所に適用できる可能性が増すことから、再エネ導入量を拡大できる有力な選択肢として期待されている。
また、学校の体育館は一般的に避難所に使用される等、緊急時に電力を必要とする可能性がある施設であり、有事の備えとしても期待されている。
実証では、体育館屋根の南面にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置し、設置・施工方法、耐久性や発電性能について検証していく。今後、実証で得られた結果を、ペロブスカイト太陽電池の設置方法確立へ活かしていくことで、ペロブスカイト太陽電池の適用拡大による脱炭素社会実現への貢献を目指していく。
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