【知 識】三菱UFJ銀行と中森農産 業務提携

三菱UFJ銀行と中森農産は、農業領域での協働を目的として業務提携契約を締結した。今後、両社の協働により、日本の農業生産の競争力向上を図り、食料安全保障の確立に貢献する。

日本の農業生産は、就農者の高齢化と後継者不足、それに伴う耕作放棄地の増加、農業生産の小規模分散およびデジタル化・技術革新の遅れに起因する低収益性など、数多くの課題を抱えている。その結果、日本の食料自給率は38%(令和5年度、カロリーベース)と低く、食料安全保障の確立が急務となっている。

三菱UFJ銀行は2022年度より社内横断型のプロジェクト「Food-X Project」を立ち上げ、「食」領域を取り巻く幅広いプレイヤーとの協働によるエコシステムづくりを通じ、「食」領域の社会課題解決に取り組んできた。

中森農産は2017年に設立された農業法人で、「農業がもたらす価値を最大化し、人々の食を守り抜く」「日本農業の生産能力を高め、未来永劫継承する」をミッションに掲げ、生産拡大のノウハウ、高付加価値化、オペレーションのデジタル化を強みに、離農者の農地の受け皿ともなりながら、急速に成長を続けている。

両社が日本の農業生産に対する課題感を共有する中、協働を通じて、日本の農業生産の競争力向上、ひいては食料安全保障の確立に貢献することをめざすことに合意し、今回業務提携締結に至った。


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