【知 識】IIJと三菱HCキャピタル 可視化ソリューションでDX推進支援

IIJ(インターネットイニシアティブ)と三菱HCキャピタルは、製造業におけるカーボンニュートラルをめざす取り組みに必要なIoTセンサー、ネットワーク、および可視化プラットフォームを一括で提供する「省エネIoTパッケージ(※1)」を共同で開発し、提供を開始する。

両社はIIJが保有するIoTプラットフォームと、三菱HCキャピタルが保有するファイナンスおよびアセットマネジメント機能を組み合わせることで、データ可視化を通じた企業のDX推進による課題解決を支援するプラットフォームの協働組成に向けて協議を進めてきた。

このソリューションは、IIJのIoTシステムを活用して工場内におけるエネルギー使用量(消費電力量)を生産ラインの工程ごとに細かく計測し、ビルの管理システムや生産情報と合わせて原単位(※2)でのエネルギー使用量を可視化する。また三菱HCキャピタルの「CO2可視化支援サービス」が提供するフレームワークに基づき、エネルギー使用量からCO2排出量を適正に算定し、排出量の削減目標設定を支援する。

IIJが提供するIoTデバイス、ネットワーク、クラウド、取得データを可視化するアプリケーションと、三菱HCキャピタルのファイナンスおよびアセットマネジメントを組み合わせてサブスクリプション(サブスク)で提供するため、顧客企業は機器などの購入は必要なく、初期コストを抑えてDXへの第一歩を踏み出し、CO2削減ひいてはカーボンニュートラルをめざすことができる。


※1 IIJは「IIJ産業IoTセキュアリモートマネジメント 省エネIoTパッケージ」として提供する

※2 原単位

一定量の製品を生産するのに必要な、原材料やエネルギーの量を表す単位


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