【物 流】商船三井と富士通 船員配乗計画にAIシステムを活用
商船三井と富士通は、商船三井船員の配乗計画を最適化する最適化AI配乗計画システムを共同で開発した。2025年5月以降の予定で、業務適用に向け最終フェーズに移行する。
海運会社では、各船員の職位、保有資格、乗船・休暇期間と、船の種類、スケジュール等の様々な条件を組み合わせ、どの船にどの船員を配乗させるかの計画を立てている。
商船三井はこれまで、配乗計画担当者が個別管理しているデータベースから条件を抽出し計画作成をしていたことから、乗船・休暇期間の調整と計画作業に工数・時間を要していた。
今回開発したシステムは、配乗のための様々且つ複雑な要素を加味した上で配乗計画を支援するAIシステムで、AIに知見をもつ富士通のコンサルタントが数理最適化技術を用いて開発を行った。新システムは、顧客ニーズへの対応、船員の乗船・休暇平準化や船員個人イベントを反映できることができる。
商船三井は今後も、人財に関する基本的な考え方を示すHuman Capital(HC)ビジョン実現のためのアクションプランHC Action 1.0の下で、海陸・日本国内外の別を問わないキャリアモデルの提示や、社員一人一人が働き甲斐を感じられる労働環境の整備、個々人のライフスタイルを尊重した働き方へのサポートといった取組みをより強力に進めていく。
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