【環 境】村田製作所 JR西日本と出張時のカーボンオフセットの取り組みを開始
村田製作所は西日本旅客鉄道(以下 JR西日本)と協働し、出張におけるカーボンオフセットの取り組みを開始した。国際社会における気候変動対応の加速が急務となるなか、今後温室効果ガス排出削減の取り組みをさらに加速させていくうえで、事業活動におけるサプライチェーン上のScope3削減は必要不可欠であり、同社もScope3削減を重要課題として、削減可能な範囲から取り組みを進めてきた。
こうした取り組みの一環として、村田製作所とJR西日本は、「地域共生カーボンオフセットプログラム」を通じたカーボンオフセットの取り組みを開始した。同プログラムでは、JR西日本が提供する法人出張ネット予約サービス「e5489コーポレートサービス」を用いた村田製作所従業員の出張について、出張での鉄道利用に由来する温室効果ガス排出量を可視化する。そのうえで、JR西日本がその量に相当するカーボンクレジットを調達することでサプライチェーンにおける温室効果ガス排出をオフセットする。同プログラムでは村田製作所の事業活動の基盤となる地域由来のJ-クレジットを購入することにより、地域の環境保全および農林業など地域事業の活性化による、持続的な地域振興の実現にも貢献していく。
村田製作所は「気候変動対策の強化」をマテリアリティに設定し、取り組みを進めている。2024年11月に発表した中期方針2027では、2050年でのサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル達成を目標として設定し、Scope3についてもサプライヤーとの連携をはじめ取り組みを強化していく。今後も気候変動対策の取り組みを加速させ、持続可能な社会の実現を目指す。
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