【環 境】カインズ DCMと高末の3社で共同配送を開始
カインズは、DCM、高末と東海エリアの一部地域において、各店舗および物流センター間における共同配送を開始する。
全国に約5,000店舗あるホームセンターは、日常時・非常時を問わず、顧客が希望する商品を早く、安定的に提供するために、物流が重要な要素となる。しかし、働き方改革関連法案の施行によるトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制や深刻な人手不足、それに伴う物流の停滞などは、ホームセンター業界においても喫緊の課題となっている。
従来、カインズとDCMは各々の物流拠点から店舗へ商品を配送後、空車の状態で物流拠点に戻っていたが、同業界に属し物流に関する共通課題を抱えていることから、協業の協議や実験を継続してきた。その中で、カインズ桑名流通センター(三重県桑名市)とDCM大府商品物流センター(愛知県大府市)が、共同配送の効果を生み出しやすい位置にあり、ともに配送委託先が高末であることから、今回の共同配送の実現に至った。これは空車の行程において相手方の物流拠点および店舗を経由することで、空車走行距離や走行時間を短縮し、配送の効率化を目的とする。また削減されるCO₂排出量について調査したところ、1カ月に約2.8トン、年間では約33.6トン削減される見込みであることが分かった。
カインズは今後、この取り組みの結果を生かし、同業異業を問わず、他エリアにおいても輸送プラットフォームの構築を検討していく。
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