【物 流】Jパワー と飯野海運 燃料輸送船に風力推進補助装置を搭載
電源開発(以下 Jパワー)と飯野海運は024年12月に、燃料輸送船「YODOHIME(よどひめ)」に、Norsepower(以下 ノースパワー)製ローターセイル(風力推進補助装置)の搭載工事を実施し、2025年1月に搭載後初めての航海を無事完了した。
YODOHIME 船首楼に搭載されたローターセイル(高さ24m×直径4m)は、最新のAI技術を採用し、センサーで検知した風向・風速等の気象情報を用いて円筒帆の回転方向および回転数を自動制御している。その円筒帆の回転によるマグヌス効果によって推進力を生み、航海最適化システムとの併用により、約6~10%の燃料消費量およびCO2排出量の削減が見込まれる。
Jパワーが燃料輸送船に風力推進補助装置を搭載完了するのは1例目で、今後も2021年2月にJ-POWER""BLUE MISSION 2050""で掲げたカーボンニュートラルの実現に挑戦していく。飯野海運としてノースパワー製ローターセイル搭載は大型ガス船(VLGC)に続く2例目であり、中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」においてテーマに掲げるカーボンニュートラルへの挑戦に向けて、今後もクリーンな海上輸送サービスの提供に向けた取組みを積極的に進めていく。
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