【知 識】芝浦工業大学とUR都市機構 包括連携協定を締結

芝浦工業大学とUR都市機構は持続可能な地域づくりの推進に向けて、2025年1月23日に包括連携協定を締結した。原市団地をはじめとする埼玉県上尾市内の地域医療福祉拠点化に取り組むUR賃貸住宅団地で、持続可能な地域コミュニティの形成支援により地域の活性化等を推進する。

芝浦工業大学は2014年1月に、原市団地の空き店舗に開設した「芝浦工大サテライトラボ上尾」(以下 ラボ)をコミュニティ活動および学外教育研究活動の拠点とし、UR都市機構と連携のうえ、コミュニティ活性化を推進してきた。また地域に成果を還元する「知と地の拠点」を目指して、地域をフィールドとした研究、実践的教育を通じた人材育成を進めている。「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」という建学の精神のもと、社会貢献実現への基本方針を「教育・研究・イノベーションの三位一体推進」と掲げ、大学と企業・地域に貢献しうる活動を目指している。

これまでも高齢化が進む原市団地で多様な地域関係者との協働により、地域交流イベント「原市カフェ」(高齢者の外出機会の創出による健康の増進や、賑わい創出による地域内外の交流を促進)の月1回の開催や高齢者の健康に関連する調査・研究実施など、地域の課題解決に取り組んできた。

UR都市機構は団地を含む地域一体で、"多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まち"《ミクストコミュニティ》の実現を目指し、地域住民と連携・協力しながら、豊かな屋外空間を備え、多くの方々が住まう団地を"地域の資源"として活用し、地域に必要な住宅・施設・サービスの整備を推進している。また団地を拠点とした持続可能な地域コミュニティの形成支援により地域の活性化等の取組みを行っている。

芝浦工業大学とUR都市機構は、団地やその周辺地域で多様な人々が互いに支え合うことで社会的な孤独・孤立を解消し、いつまでも安心して生き生きと住み続けられる住まい・まちづくりを進めていく。そしてラボを拠点としたコミュニティ活性化に資するこれまでの取り組みを継続し、多様な世代のコミュニティ活動、健康増進、社会参加等を充実させる取り組みへと発展させるため、連携・協働することとした。


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