【流 通】セガ・乃村工藝社 慈恵医大病院で、こどもたちにやさしい空間づくり
セガと乃村工藝社は2024年12月、東京慈恵会医科大学附属病院母子医療センターの1階小児部門エントランスおよび5階処置室を改装し、外来患者のこどもたちと保護者に病院の魅力や親しみを感じることができる空間にリニューアルした。
当該エリアは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」や「ぷよぷよ」といったセガのキャラクターIPを活用し、エントランスはこどもたちが退屈せず安心して待てる空間にし、処置室は少しでも怖さを感じないよう工夫した空間づくりを目指している。
このプロジェクトは、東京慈恵会医科大学小児科学講座の大石公彦診療部長・講座担当教授が自身のアメリカでの医療従事経験から、現状の病院内の空間に対して「病院は新しく、美しくなったが…こどもたちにとって心地よい場所であるのか?家族にとってはどうであるのか?そして、仕事をするスタッフにとってはどうであるのか?」と感じたことがきっかけとなっている。
こどもたちにとって「居心地の良い空間」「安心して通える場所」「不安が少しでも和らぐ院内環境」をつくりたいという大石教授の想いに、セガと乃村工藝社が賛同し、セガはコンテンツ・キャラクター等による環境づくりへの協力、乃村工藝社は空間づくりの企画、デザイン・設計、施工の担当という形で支援した。
病院で治療を受けるこどもたちが、自ら治療に向き合い乗り越える気持ちを醸成するための空間づくりと仕掛けを施している。こどもたちが病院を舞台にセガのキャラクターたちが登場するオリジナルのものがたりを楽しみ、主人公="ヒーロー"になって、キャラクターと共に自分の体や治療内容を理解していく。3者は病気を乗り越えようとするこどもたちの心と体の治癒力を応援する、ものがたりのある病院空間を段階的に創造していく。
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