【知 識】南青山アドバイザリーグループと東京スター銀行 業務提携

南青山アドバイザリーグループと東京スター銀行は、「従業員の生産性向上や定着化」また「昨今の賃上げ要請への対応」などに課題を抱える法人顧客の支援を目的に業務提携した。

労働力確保のための従業員のつなぎとめおよび賃上げ要請への解決策の一つである「エンゲージメントストック」は、仮想株式(ポイント)を従業員に付与し、営業利益などの仮想株価(ポイント単価)により業績連動型報酬を従業員に対し、一定の期間後に現金で支給する。米国で普及している手法で疑似ストックオプションとも呼ばれている。

「エンゲージメントストック」の活用により、従業員の採用、モチベーションの向上、退職防止(リテンション強化)につながる中長期的な利益還元制度の設計が可能になる。仮想株価(ポイント単価)としては、外部環境の影響を受けやすい市場株価だけではなく、従業員の努力が反映される営業利益などの変動単価のほか、1ポイント=1円などの固定単価の利用も可能にしている。営業利益などの業績数値を用いることで、株価が無い非上場の中小企業でも利用できる。

「エンゲージメントストック」は仮想株式(ポイント)を対象とするため、オーナーの株式の稀薄化を防止できるほか、上場企業、上場準備企業、中小企業、医療法人などすべての企業で利用することができる。あわせてSaaS型ストックオプション管理ツール「ストックオプションクラウド」で「エンゲージメントストック」を管理することにより、従業員の報酬金額をリアルタイムで可視化し、従業員のモチベーション向上の施策としても活用できる。

今回の提携により東京スター銀行は、このようなニーズのある法人顧客に南青山アドバイザリーグループを紹介していく。今後、両社は協力し、人的資本経営を推進する企業の成長を全力で支援する。


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