【環 境】三井化学とSustech 再エネ導入スキーム実証の取組みに合意

三井化学とSustechは、中古太陽光パネルのリユースを通じた新たな再エネ導入スキーム実証の取組みに合意した。

2012年のFIT制度の開始以降、太陽光発電を中心に再エネ導入が促進され、これまで日本国内で導入された事業用FIT発電所は累計50GW以上に達した。また2050年カーボンニュートラルの実現のため、今後も再エネ発電設備の導入は加速していく見込み。一方、これまで導入されてきた発電設備が役割を終え、今後大量廃棄されると予測されている。

太陽光パネルの場合、2030年代半ばから増加して最大で年間50万トン規模(産業廃棄物の最終処分量の5%相当)、2036年頃には年間約17~28万トン(同1.7~2.7%相当)の廃棄が発生すると言われている。2023年7月からは廃棄費用積立制度の義務化が始まっているが、発電事業者側での廃棄費用の確保にとどまらず、太陽光パネル自体の循環に向けた、リユースやリサイクルのための技術や商流、ビジネスモデルの確立が求められている。


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