【流 通】デジタルハーツ アジア言語向けゲーム翻訳サービス提供

デジタルハーツは、独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン「ELLA」を活用した、アジア言語版(中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語)の翻訳サービス提供を開始した。

「ELLA」は、デジタルハーツとAI自動翻訳開発を行うロゼッタが共同で開発した。デジタルハーツが長年のゲーム翻訳において培ってきた翻訳ノウハウと、ロゼッタのAI翻訳及びデジタルクローン生成技術を融合し、これまでの機械翻訳では困難であった、キャラクターの性格や感情を反映した「感情豊かな表現を用いた自動翻訳」を実現した。

近年のゲーム市場は、スマートフォンの普及やコンソールゲームの販売地域の拡大、SteamのようなPCゲームインフラの整備により、世界規模で市場が急速に拡大するとともに、インターネットでつながった海外のプレイヤーと同時プレイを楽しむことが当たり前になるなど、国境を超えたグローバル化が急速に進んでおり、ゲームタイトルの新規開発においてはグローバルコンテンツとして世界同時発売に対応することが必須となりつつある。

こうしたなか、ゲームメーカー各社にとっては、タイトな開発スケジュールや費用、限られたリソースのなかで、品質を維持しつつタイムリーに多言語展開できるかが、大きな課題のひとつとなっている。今回アジア言語版を新たに加えた「ELLA」を活用することにより、キャラクター性やゲーム世界観の反映と圧倒的なスピードを両立させたAI自動翻訳と、ゲームに精通したネイティブスタッフによる翻訳チェックを掛け合わせたデジタルハーツの翻訳サービスを利用することで、エンターテインメントとしての品質の追求とスピーディーな多言語開発を実現し、世界同時発売への対応が可能になる。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です