【環 境】サッポロビール 環境負荷を低減した麦芽Clim Trace を日本初採用
サッポロビールは原料由来の温室効果ガス排出削減に向け、栽培時に環境負荷を低減した大麦を使用した麦芽「Clim Trace(クライムトレイス)」を用いてビールを製造し、2024年11月に「YEBISU BREWERY TOKYO」で数量限定商品として発売、提供する。
「Clim Trace」は、フランス大手製麦会社Soufflet Malt(スフレモルト)が製造した麦芽で、その原料となる大麦の栽培時に、土壌分析を行い必要最小かつ最適な肥料の使用にとどめるなど、環境負荷を低減して生産されている。
2024年11月13日に「YEBISU BREWERY TOKYO」で数量限定発売する「Velvet twilight(ベルベット トワイライト)」で日本で初めて使用される。その後、他商品でも順次採用を進めていく予定にしている。
サッポロビールは「安全・安心」なおいしさを実現するために、原料に徹底的にこだわり、世界各地の生産者と同社フィールドマンがコミュニケーションを取りながら安全・安心・高品質な原料の調達を実現している。フィールドマンが生産地に赴くなど、長年にわたりサプライヤーとの連携に努めてきたことにより「Clim Trace(クライムトレイス)」の採用が実現した。
またサッポログループは同年3月、2030年温室効果ガス排出削減目標でSBTiから認定を取得した。その中でもFLAG関連の排出削減目標については国内初の認定取得であり、目標達成に向けて生産拠点や営業拠点のみならず原料を生産する農地まで範囲を広げ、温室効果ガスの排出削減を推進している。
今回採用した「Clim Trace」を提供するSoufflet Malt(スフレモルト)は、将来的に従来の大麦栽培よりも温室効果ガスの排出量を10~20%削減した麦芽の製造を目指しているが、同社は今後もより一層サプライヤーとの連携を強化し、FLAG関連の排出削減につなげる。
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