【アジア】三菱鉛筆 インドに合弁会社設立
三菱鉛筆はインド・LINCとの共同出資で、合弁会社を設立する。
同社は1887年(明治20年)に創業し、日本で初めて鉛筆の工業生産化に成功した。以来「最高の品質こそ 最大のサービス」を社是として、「書(か)く、描(えが)く」ことにこだわり、品質向上と技術革新に努め、お客様にご満足いただける「もの」づくりに取り組んできた。
しかし三菱鉛筆を取り巻く外部環境は、デジタル化の進展による筆記機会の減少や環境問題をはじめとする社会課題への意識の高まりなど、激しい変化の時代を迎えている。そのような中で、これまで事業活動によって顧客に届けてきた提供価値を再定義した上で、2022年に「ありたい姿 2036(長期ビジョン)」を策定し、「書く、描く」を通じてあらゆる人々がユニークを表現する機会を支える「世界一の表現革新カンパニー」になることを目指して活動している。
「ありたい姿 2036」に掲げる"世界中あらゆる人々の個性と創造性を解き放つ"というコンセプトを実現するために、「中期経営計画 2022-2024」における重点方針の一つとして「筆記具事業のグローバル化」を設定している。その取り組みの一つとして、今後さらなる経済成長が期待されるインド市場における現地生産化を可能にする目的で合弁会社を設立することとした。これにより、インドでの商品供給体制の強化を図り、シェア拡大とブランドの浸透を図っていく。また合弁会社設立は、インドにおける生産体制の構築に加えて、原材料調達の拠点として活用することで、グローバルな視点で捉えたサプライチェーン機能のさらなる強化にも資するものと考えている。
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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