【アジア】MRT シンガポールの医師向けプラットフォーム提供会社と連携

MRTは、シンガポールのDOCQUITY HOLDINGS(以下 Docquity)の筆頭株主である伊藤忠商事より保有する株式の一部を取得し、伊藤忠商事の支援のもと、Docquityと東南アジア圏における医療人材紹介事業の発展および日本国内におけるMRTグループ会員に向けたコンテンツ提供に関する資本業務提携する。

MRTグループは医師の互助組織として発足以来、日本全国で築き上げてきた医師のネットワークを強みとして、医療現場の主役である医師、医療機関、患者およびその他医療関係者に医療情報のプラットフォームを提供している。

このプラットフォームを活用した事業の中でも、特に医師紹介部門においては、約10万名の医師会員から全国の医療機関や自治体、企業とのマッチングを行い、医師紹介実績は、年間20万件以上、累計200万件以上(2023年5月現在、MRT調べ)を誇り、日本全国でNo.1(※1)を獲得している。

海外においては、東南アジア諸国の多くは人口増加に伴い労働力人口が増加し成長率が高まる人口ボーナス期が続き、経済成長率は2025年には4.9%の成長が予測されている(※2)。人口増加と経済成長を継続しながらも、インドネシアやベトナムなどすでに高齢化も進んでいる国もあり、医療ニーズの急増や多様化が想定されており、各国で医療機関の拡大、医学部の増設、専門医プログラムの整備といったさまざまな対策が取られている。しかしながら東南アジア各国の医療機関における常勤・非常勤勤務医師確保に関しては、WEBサービスの活用や人材紹介会社の介在は少なく、友人、知人を介してのリファラル採用が多くを占めて(第三者機関調べ)いるため、大規模な人材の流動は起こりにくく、今後爆発的に増加することが見込まれる医療ニーズに対応し、より効率的かつ適切な医療人材配置は困難になることが予測されている。こうした背景から、2023年5月には、東南アジア圏の医療DXサービスを展開するメドリングを持分法適用会社に迎え、MRTグループとして「ASEAN No.1 の医療DX・医療人材プラットフォーム」の構築、ひいては東南アジア圏の医療向上を目指している。

一方、Docquityは、インドネシア、ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシアを中心に医師会員数約36万名(東南アジアの医師の4人に3人が会員)、その他医療従事者含め総会員数40万名を有する、東南アジア最大の医師向けプラットフォームおよびアプリを擁し、300以上の学会と連携し、各学会単位を取得することが可能な教育コンテンツや、製薬企業を中心とした医薬関連企業のデジタルマーケティング支援として、製品や疾患等の情報を医師へ提供している。


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