【物 流】新たな物流モデルで神戸の有機野菜を配達する「KOBEベジバス」始動

神戸市西区の有機農家が育てた新鮮な野菜を、神戸市三宮エリアまで中距離高速路線バスを利用して直接消費者に届ける実証実験「KOBEベジバス」を、2024年9月より開始する。

このプロジェクトでは"貨客混載"という新しい物流モデルを採用する。従来のバスの輸送空間を有効活用し、通常の乗客に加えて野菜を運搬することで、新たな輸送手段を増やすことなく効率的な物流を実現する。KOBEベジバスでは地産地消を推進し、地域の有機農家と消費者を結び付け、地元で収穫された野菜を地元で消費し、輸送時のCO2排出量を削減、環境負荷を減らす事に貢献する。

地域公共交通を取り巻く環境は、人口減少、少子高齢化の進行などにより利用者が減少し、大変厳しい状況である。また新たなライフスタイルへの対応や豊かなくらしの実現を目指し、人とモノの活発な交流・循環が求められている。このような中、神姫バスは路線バスが地域の足として重要な役割を担い続けていくために、路線バスの運行と同時に荷物を運搬する貨客混載を通じて、“路線バス網の維持”、“地域との結びつき強化”を推進する。


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