【知　識】阪急電鉄とＪＲ東日本　鉄道技術分野で協力を強化

阪急電鉄とＪＲ東日本は鉄道技術分野での協力を強化し、互いのノウハウを共有していくことを目的として覚書を締結した。

協力の強化を通じて、少子高齢化やライフスタイルの変化など、社会環境が変わっていく中でも、安心で快適な輸送サービスをサステナブルにお客さまへ提供できるよう、新たな時代の鉄道事業の創造を目指す。

幅広い鉄道技術分野で協力し、新しい技術を導入する際の仕様共通化を目指すことで、スケールメリットを活かした開発コストの低減や設備導入のスピードアップに取り組むなど、新たな時代の鉄道事業の創造を目指す。覚書締結により、ワンマン運転に必要な設備や信号保安装置など両社が持つ技術・ノウハウを活用し、安心で快適な輸送サービスをサステナブルに提供できるよう、協力を一層強化して取り組んでいく。

阪急電鉄は、全駅へのホーム柵の設置や全車両への車内防犯カメラの設置を進めているほか、より安全性・安定性の高い信号保安装置の導入に向けた検討を行っている。さらに少子高齢化や利用動向の変化が進む中でもサステナブルな鉄道サービスを実現していくため、安全性を向上させた上でワンマン運転を実施するなど、さまざまな取り組みを推し進めている。

ＪＲ東日本グループは、最新技術を広く活用することで首都圏の輸送システムの変革を進めている。ＡＴＡＣＳ（無線式列車制御システム）を導入し、ＡＴＯ（自動列車運転装置）の高性能化により、輸送安定性の向上および、お客さまの需要やニーズに応じた柔軟な運行を目指しているほか、首都圏主要線区において、ワンマン運転やドライバレス運転の導入に向けた開発を進めている。

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