【物 流】JR貨物 2024年6月分輸送動向

JR貨物は2024年6月分の輸送動向を発表した。

発表によると、円安の進行に伴い原材料費が高騰する中、商品値上げが相次ぎ、個人消費が引き続き伸び悩んだことに加え、荷動きが活発な平日が前年と比較し少なかったものの、飲料等を中心に鉄道シフトが進み、コンテナ輸送実績はほぼ前年並みとなった。

コンテナでは、食料工業品が一部顧客における鉄道シフトに加え、気温上昇を受け飲料水及び酒類等の需要が増加し好調な荷動きとなったほか、紙・パルプについても一部顧客における鉄道シフト等により増送となった。また化学薬品は、需要低迷に伴う生産減により減送となったほか、積合せ貨物は、鉄道シフトの動きが継続しているものの、平日が少なかったこともあり前年を下回った。コンテナ全体では前年比99.9%となった。

車扱は、顧客における定期修繕計画の変更に伴う影響により、当月もセメントを中心に減送となり、車扱全体では前年比91.6%となった。

コンテナ・車扱の合計は、前年比97.4%となった。


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