【物 流】IHI 逆走・誤進入検知警告システムを名古屋高速道路公社で採用

IHIは、名古屋高速道路公社との共同研究で、IHIの三次元レーザレーダを用いた逆走・誤進入検知警告システムの実証実験を行い、名古屋高速道路2号東山線高針出入口で運用を開始した。

逆走車両や誤進入を防ぐために、従来から看板などによる注意喚起は行われていたが、看板の見落としや、日本語の読めない外国人に伝わらないなどの理由で、認識されないケースが生じ、より確実な誤進入対策を求められており、2年間の共同研究にわたり今回のシステムを開発した。

今回運用を開始した逆走・誤進入検知警告システムは、高速道路出口を逆走する車両や、歩行者・自転車・原付等が通行を認められていない高速道路に誤って進入するケースに対し、検知・警告することを目的とし、路側に設置された三次元レーザレーダ(3DLR)にて逆走車両を検出し、既設情報板による注意喚起を行う。また歩行者・自転車・原付等を検出し、表示板や回転灯、LEDプロジェクタによる路面へのピクトグラム投影で、進入不可であることを警告する。くわえて交通管制室に対して通知を行い、スムーズな対応の支援を行う事が可能となる。

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