【物 流】JR貨物 2024年4月分輸送動向

JR貨物は2024年4月分の輸送動向を発表した。

発表によると、円安により原材料・燃料価格がさらに高騰し商品値上げが進んだことを受け、個人消費が伸び悩み、荷動き全体には力強さが見られなかった。一方で、月中旬以降の気温上昇に伴う飲料の需要増や長期連休前の送り込み需要等により、輸送実績は前年を上回る結果となった。

コンテナは、食料工業品が気温上昇に伴う需要増や長期連休前の送り込み需要等により、清涼飲料水及びビール類を中心に好調な荷動きとなり、前年を上回った。また、紙・パルプは、ペーパーレス化の進展に伴う紙の需要減が続く中で、モーダルシフトの動きが一部見られたことに加え、長期連休前の前倒し出貨により増送となった。一方、エコ関連物資は、一部顧客における処理計画変更により減送となったほか、化学薬品は、需要低迷に伴う生産減に加え、一部顧客における生産活動及び輸送終了により荷動きは低調となった。その結果、コンテナ全体では前年比100.0%となった。

車扱は、月上旬における低温傾向の影響や長期連休等における外出機会の増加により、石油がガソリン等を中心に増送となり、車扱全体では前年比106.7%となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比101.9%となった。


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