【物 流】全ト協 24年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」要領を発表

全ト協は2024年度の「トラック運送業界における点検整備推進運動」について、実施要領を発表した。トラック運送業界として、より確実な点検整備を目指して、各都道府県トラック協会の協力のもと全国展開する。

トラック輸送は国民の生活や経済に不可欠な存在である。その一方で重大事故につながりかねない車輪脱落事故が、特に大型トラックで多発している。適切なタイヤ脱着作業や増し締めといった保守管理等の事故防止対策とともに、環境面においてもカーボンニュートラルをはじめとした地球温暖化等への配慮が求められている。

こうした背景を受け、同運動では機関誌(紙)やホームページ等を活用し、車両総重量8トン以上の大型トラック対して「大型貨物自動車に関する適切な点検・整備の実施方法についての啓発」と「黒煙濃度に影響を及ぼす部品等の自主点検・整備の実施に関する啓発」を行う。

「トラック運送業界における点検整備推進運動」は、年間を通じて実施されるが、同年9月1日から30日の1ヶ月間を全国統一の「自動車点検整備推進運動強化月間」とする。それに加えて地域事情に応じ、各都道府県トラック協会が独自に設定する1ヶ月間を、「地方独自強化月間」として特に重点をおいて実施する。


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