【知 識】弁護士ドットコムとAMT 生成AIを活用したリーガルブレイン事業で協業
弁護士ドットコムはアンダーソン・毛利・友常法律事務所(以下 AMT)と、生成AIを活用した"リーガルブレイン事業"の実装化へのアドバイザリー業務提供による協業に基本合意した。
現代社会の複雑化に伴い、弁護士や企業法務部門の対応範囲と必要な情報量が増大している。これらの情報は多岐にわたり、紙からデジタルデータ、法令や判例から法律専門書までと、その範囲は広大で、情報を探すためのリサーチ時間が増え、これが大きな負担となっている。こうした状況に鑑み、情報検索の効率化のため自然言語処理技術を活用し、多種多様なリーガルデータを参照可能とするリーガルプロダクトの開発に取り組んでいる。これを活用することで、情報の探索と理解の効率が劇的に向上し、リサーチの時間と労力を大幅に削減することが可能となる。
2023年2月に設立した弁護士ドットコムの「Professional Tech Lab(プロフェッショナル・テック・ラボ)」は、新技術を用いたサービス開発に注力している。これに伴い日本初の法律専門の大規模言語モデル「リーガルブレイン(バーティカルLLM)」の構築を掲げ、2023年にはAI法律相談チャットサービス、弁護士向け・企業法務向けのAI搭載書籍検索サービスを提供開始した。
弁護士ドットコムはこの構想を実現するためにリーガルブレイン事業を立ち上げており、AMTはアドバイザリー業務を提供することになった。この協力体制のもと、日本屈指のリーガルファームであるAMTの広範な経験と知識を活用し、法律実務におけるAIプロダクトの機能開発、実際の法律実務に使用した際のフィードバック及びUI/UXの改善、リーガルブレインの実現に向けた法律課題など様々な角度でのアドバイスを受け、弁護士ドットコムはプロダクトの検索機能と結果出力の精度を向上させる作業を行う予定にしている。
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