【環 境】オリックス資源循環 東京都昭島市と可燃ごみ処理に関する協定を締結
オリックス資源循環は東京都昭島市、市川環境エンジニアリングと、「処理不能事態における昭島市の可燃ごみ処理に関する協定」を締結した。同協定により昭島市が所有・運営する清掃センターにおいて、修繕や停電、トラブルなどにより、可燃ごみ処理が困難となった場合に、同社が迅速に受け入れ処理する。
可燃ごみの運搬は市川環境エンジニアリングが担い、オリックス資源循環は市川環境エンジニアリングと連携して運搬から処理までの一連のバックアップ機能を提供する。協定を通じて、稼働から28年経過した同施設による可燃ごみ処理の安定性・継続性といった課題解決に貢献する。
オリックス資源循環は平成18(2006)年より、埼玉県寄居町の「彩の国資源循環工場」で廃棄物高度処理施設(ゼロエミッション施設)寄居工場を、埼玉県のPFI事業として運営しており、焼却灰が一切発生しない最先端の熱分解ガス化改質方式を採用している。廃棄物を約2,000度で溶融して完全再資源化し、処理能力は民間施設として国内最大級の日量450トンで、産業廃棄物に加え関東圏および周辺地域の市町村から一般廃棄物の処理を受託しており、現在70を超える市町村からの受け入れ実績がある。
自治体が所有・運営するごみ焼却施設の耐用年数は一般的に20~30年程度とされているが、耐用年数を超えて稼働している施設も多数あり、設備の老朽化が全国的に進んでいる。そのため社会生活に不可欠な一般廃棄物処理を継続するうえで、急な施設トラブルなどの有事に備えて、民間の処理施設を活用したバックアップ体制を構築するニーズが高まっている。
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