【物 流】ログポース 共同配送マッチングサービスで物流コスト削減・運賃最大化を実現

ログポースは「共同配送マッチングLOG」をリリースした。このサービスは複数の荷主間での共同配送を促進し、1台のトラックで複数の荷物を同一または近接する納品先へ効率的に運送することを可能にする。同社が運送会社向けに提供している自動配車システムの「AI配車アシスタントLOG」を活用して、運送会社の既存の配送計画から最適な配送パートナーをルートレベルでマッチングさせることにより共同配送を推進し、運送業界の効率化に寄与する。

「物流2024年問題」では14%の輸送力が足りなくなることが懸念される一方で、現在のトラック運送の平均積載率はわずか38%にとどまっており、「トラックが運んでいるのは空気が6割」とも呼ばれる極めて非効率な状況となっている。

「共同配送マッチングLOG」は、定期的な輸配送業務委託や突発的な物量の増加によるスポット依頼に対応し、最適な運送会社をルート単位で選定し依頼する。最適な運用方法もAIが策定し、荷主の変化に応じた柔軟な体制を構築し、コスト削減を実現するため、運送会社はリソースのスキマを有効活用することで利益の最大化を図る。

「共同配送マッチングLOG」を活用した先行事例では、問い合わせから2週間程度で最適な運送会社を選定し、配送コースの確立から運用開始までを実現している。これにより、運送会社は既存ルートに新規荷物を組み込むことで追加投資なしに利益を120%向上し、荷主は共同配送を活用することで従来の方法よりも物流コストを28%削減に成功した。

荷主が望む「物流コストの削減」と運送会社が求める「運賃の最大化」という一見対立する要望も、共同配送を通じて実現可能ということが示された。ログポースはAI技術を駆使し、荷主、運送会社、そして環境の「三方良し」の物流ネットワークの構築を目指していく。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です